クラシックギターとフォークギターは何が違うの?
浜松市のギター教室、ハミングギター船越教室です。ギター初心者の方からクラシックギターとフォークギターは何がどう違うのですか?と質問される事が多いです。確かに!ギターを知らない人からすると何が違うのかなんてわからないですよね。ここではクラシックギターとフォークギターの違いを解説してみたいと思います。
類似点
クラシックギターとフォークギターは違うギターですが、共通点もあります。
弦の本数とチューニング
どちらのギターも弦の本数は6本で基本的なチューニングも同じです。6弦から1弦まで E A D G B Eとなっています。クラシックギターの曲の中には6弦をDの音に下げる曲もありますが、基本的には6弦はEです。
木材の種類
使われている木材も基本的には、ほぼ同じです。
ボディ トップ | スプルース又はシダー |
ボディ サイド、バック | ローズウッド又はマホガニー |
ブリッジ | ローズウッド又はエボニー |
指板 | ローズウッド又はエボニー |
ネック | マホガニー |
※全てのギターがこの木材で作られている訳ではありません。ボディ材がメイプルだったり、ハワイアンコアだったり、違う木材を使ったギターもありますが、オーソドックスな物は、共通した木材が使われています。
相違点
弦の張り方と材質
まずは弦の材質が違います。クラシックギターはナイロン弦、フォークギターはスチール弦です。弦の材質が違うので、音も違います。ナイロン弦のクラシックギターは優しく、深みのある音が出ます。スチール弦のフォークギターはシャキッとしたキラッとする音が出ます。弦の張り方も違います。

クラシックギターはブリッジに巻きつけます。

フォークギターのブリッジには穴が空いていて、そこに弦を入れて、ピンを穴に差し込んで弦を固定します。
どちらも慣れてしまえば難しくありません。
奏法とフォーム
クラシックギターは椅子に座り、足台やギターレストと言うものを使いギターを身体に対して斜めに構えます。指で弦を弾く弾き方で、アポヤンド奏法、アルアイレ奏法、トレモロ奏法などを曲の中で使い分けています。ピックなどでジャカジャカ弾くことはありません。
フォークギターは、座って弾くことも、立って弾くこともあります。ピックを使って歌に合わせてジャカジャカ弾いたりする事が多いですが、指でソロを弾いたりすることもあります。
構造
専門家ではないので、内部の構造とか、そう言う所はわかりませんが、わかる範囲の違いは、先程も書きましたが、ブリッジが違うので、弦の張り方が違います。
それ以外でよく言うのが、ネックの太さが違います。クラシックギターはフォークギターに比べるとネックが太いです。ここでもっとも多い勘違いが、太いネックのクラシックギターは弾きにくいから初心者には向かない。ネックの細いフォークギターは弾きやすい。ということです。
そもそもネックが太い=弾きにくい。ネックが細い=弾きやすい。と言うイメージが間違ってます。それぞれ奏法や用途が違うギターなのでクラシックギターとフォークギターを比べること自体が違います。
ネックの違いは太さだけではありません。フォークギターのネックにはトラスロッドと言う鉄の棒が通っています。ナイロン弦に比べるとスチール弦のテンションは強く、湿度や温度も関係しますが、ネックが反ってきたりします。そんな時にトラスロッドを回して、反りを調整できるようになっています。
アコースティックギターとは
ここまで、クラシックギターとフォークギターの違いを書いてきましたが、ではアコースティックギターとは何か?ここまでの説明でクラシックギターとフォークギターのどちらがアコースティックギターだと思いましたか?
恐らく、フォークギターの事をアコースティックギターだと思っている人が圧倒的に多いと思います。
アコースティックギターとは、電気を使わない。生音で演奏するギター全般の事を言います。
つまり、生音で演奏するクラシックギターもフォークギターもアコースティックギターと言うことになります。
終わりに
ギターと言っても様々な種類があり、それぞれに特徴があります。ジャンルが変わるだけで奏法や音楽的な考え方も変わります。どれが1番良いと言う事はありません。自分のやりたいもの、気に入ったものを選べば良いと思います。
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