COBRAN  made in Nippon

COBRAN との出会い

浜松市のギター教室、ハミングギター船越教室です。
今回は、COBRANと言うギターについて書こうと思うのですが、なかなか情報が少なく詳しい事が書けないと思いますが、紹介していきたいと思います。

そもそもCOBRANとの出会いは、雑に扱えるジャンクのエレキギターを探していたのがキッカケです。

中古品を取り扱っている楽器屋さんに行き、もう売り物にならない、捨てちゃうようなギターありますか?と聞いたところ、探して持ってきてくれたのがCOBRANのギターでした。

ヘッドロゴの横にmade in Nipponと書いてあったり、変なギターだな〜って思ったのが第一印象でした。

店員さんもCOBRANを知らなくて、こんなの絶対中国製ですよ!と言っていました。

音も出ないですけどこんなので良いんですか?と聞いてきたので、ああ大丈夫です。と言って2000円で売ってもらうことになりました。

これがCOBRANとの出会いでした。

怪しい雰囲気のギター

 

店員さんの言っていた中国製のギターって言うのは疑ってませんでした。

なぜなら、かなり怪しい雰囲気を醸し出していたからです。

COBRAN 怪しいギター
COBRAN 怪しいギター

COBRANと言うネーミングセンスと言い、made in Nipponと言う表記と言い

made in Nippon
made in Nippon

バックパネルにCOBRANと書いてあり、コブラの絵が描いてあって、ホントにそのコブラの事なんだ!とツッコミたくなる所も全部怪しく感じました。

バックパネル
バックパネル

前のオーナーが貼った意味の分からないステッカーが、更に怪しさを増幅させていました。

ちょっとネックを握ってみたら、薄くて握りやすい。

お!意外と弾きやすいかもとか思ってマジマジ眺めてると、指板のローズウッドの感じとか、パーツの感じが、なんか粗悪な物に思えない(粗悪なものを買ってきたつもりでいた)。

安物のギターには違いないのですが、その割には良い物なんじゃないか?そんな風に感じ出して、ちょっと調べてみる事にしました。

本当に日本製だった!

COBRANの詳しい情報は出てこなかったんですが、日本製である事は間違い無いようだった。

中信楽器製造と言うところのオリジナルブランドがCOBRANらしく、1992年頃立ち上げたブランドみたいです。

中信楽器製造はシャーベル/ジャクソンのギターを作っていたみたいです。

しかし、2011年に倒産してしまったようです。

COBRANはあまり売れなくて、すぐに販売停止になったようですが、どれぐらいの期間販売していたのかは不明です。

1年ぐらいで販売が終了したと書いてある記事もありましたが、この情報の信憑性は低そうです。

COBRANの型番

COBRANの型番は、中古市場で見かける物以外はわかりませんでした。

型番 定価 フレット数 ブリッジ
F-A1 不明 24 シンクロナイズドトレモロ
F-G0 不明 24 シンクロナイズドトレモロ
F-G1 不明 24 シンクロナイズドトレモロ
F-G2 不明 24 フロイドローズ
F-G3 不明 24 フロイドローズ
F-G4 60,000 24 フロイドローズ
F-G5 不明 24 フロイドローズ

これ以外にVシリーズと言うものも見かけますが、型番がどれぐらい存在しているのかは不明です。

中古市場で見かけたのはV68←確か68だったと思います。

これに関しては記憶が定かじゃ無いので間違っているかも知れません。

後、Vシリーズの最高機種V138です。(定価138,000円)
使っている材やパーツがFシリーズよりもVシリーズの方が高級な物を使っている印象でした。

ピックアップはVシリーズは2ハムでコイルタップ出来るような感じみたいです。

Fシリーズは、F-A1とF-G0はH-S-SでF-G1〜F-G5は、H-S-Hです。フレット数はFシリーズは24フレット、Vシリーズは22フレットです。

COBRAN F-G0

 

今回のCOBRANはF-G0です。ネックをボディから外したら型番が印字してありました。

F-G0 ネックポケット
F-G0ネックポケット
F-G0 ネック
F-G0 ネック

これも謎なんですけどF-G0だけトラスロッドが、ネックを外さないと調整できないタイプになってます。

怪しいシールも剥がして出来るだけ綺麗にクリーニングしてみました。

クリーニング後
クリーニング後

クリーニング終了後、ダメ元でアンプに繋いでみたら、問題なく音が出ました。

店で確認した時は全然出なかったのですが、なぜか復活してました。

COBRAN F-G1

 

また違うご縁で、F-G1を5,000円で買う機会がありました。

COBRANの免疫があったので、今度は、お!COBRANじゃん!って思いました笑

完全に真っ黒の塗り潰しのギターです。徹底的に黒って感じです。

F-G1
F-G1

傷もなくかなり状態の良い物でした。

それでもちゃんとクリーニングします!

F-G1クリーニング1
F-G1クリーニング1
F-G1クリーニング2
F-G1クリーニング2
F-G1クリーニング3
F-G1クリーニング3

いつも通り、フレットや指板、ボディ全体を磨いて、ペグも一つ一つ磨いてピカピカに仕上がりました。

クリーニング終了
クリーニング終了

音も問題なく出ました。COBRANを2台鳴らしてみての感想は、パワーは低めで素直な音な気がします。

後、セレクターが弱いのか動かす時にノイズが入ります。ボリュームもガリが入ります。

電気系統のパーツはショボいかもですね。

歪ませるとジーってノイズも他のギターに比べると大きい気がします。

上位モデルはその辺は大丈夫だとは思うのですが、FシリーズはF-G2からフロイドローズが使われているので、シンクロナイズドトレモロ派の僕には抵抗があります。

Vシリーズは22フレットしかないので、見かけても手が出ません。

そもそも僕のメインギターはPRS custom24 なのでCOBRANの上位モデルを狙う必要はありません。

廉価モデルでも弾きやすいので、練習用としては十分だと思います。

COBRAN F-G0 F-G1の比較

ピックアップ

F-G1 ピックアップ
F-G1 ピックアップ

オリジナルのピックアップ搭載でH-S-H

F-G0 ピックアップ
F-G0 ピックアップ

オリジナルピックアップ搭載でH-S-S

ボディ

ボディはF-G1が塗り潰しなので分からないのですが、中古で出回っている木目の出ている物を見ると、センかアッシュではないかと思われます。

F-G0はメイプルっぽい木目をラミネートしています。

ネック、指板

両方とも、メイプルネック、ローズウッド指板の24フレットです。

ネック後ろ側
ネック後ろ側

ヘッド

ヘッド角度
ヘッド角度

ヘッドの角度が違うのがわかりますか?

トラスロッドがヘッド側にあるのとネックポケット側にあるのとで加工に違いが出るのかどうなのか?

よく理由はわかりませんが、ヘッドの角度が違います。

終わりに

個人的にCOBRANは面白いギターだなって思います。

made in Nipponの表記もネーミングセンスやコブラの絵がある所もユーモアを感じます。

上位モデルにも興味があるのですが、ブリッジだったり、フレット数でどうしても手が出ません。

F-G1がそのまま高級モデルになっていれば個人的には好みでした。

あまり知っている人の少ないギターですし、ネタにもなりそうなギターですね。

廉価モデルの2機種の紹介でしたが、どちらも弾きやすくて、安値で手に入るので、これからギターを始めようとしている初心者の方にも良いのではないかと思います。

ただCOBRANに関しては本当に情報が少なくて、知りたい事が全く出てこなかったです。

それだけ売れなかったって事なのかな?でも今の時代、安物の日本製はありません。

安物でも日本製って所がまた良い所でもあります。

今回は、曖昧な情報だったり、分からない事が多くて、あまり充実した内容ではなかったかも知れないですが、頑張って書いてみました。

COBRANを調べる人すら少ないと思いますが、もし調べてる人のほんの少しだけでもお役に立てたら幸いです。

長々お読み頂いてありがとうございました。

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