Epiphone (エピフォン)のエレガット
浜松市のギター教室、ハミングギター船越教室です!
すっかり秋ですね!
夜は虫の鳴き声を楽しんでいます。
最近は、外での演奏動画にYAMAHAのエレガットを使っている訳なんですが、8〜9年前(2011〜12年頃)にもエレガットが欲しくて探していた時期がありました。
それは、演奏動画ではなく弾き語りにクラシックギターを使いたいと思っていた訳なんですが、この頃の僕は、本気で貧乏で新しいギターを買うなんて夢のまた夢でした。
この頃に確かYAMAHAのNXシリーズをお店で見かけて、いいな〜と指をくわえて見ていたのを覚えています。
その頃は、本当に色々あって一時的ではありましたが、愛知県の知立市で暮らしていました。
休みの日に自転車で刈谷市にある楽器屋さんに行った時にエライ安いエレガットと出会いました。

それがコイツです。
Epiphone SST classic 1.75です。
確か、チョイキズ特価で新品だけど安くなっていたのです。
チョイキズどころかヘッドに思いっきりぶつけて塗装が欠けた痕がありましたが、、、
いくらで買ったのかは正直覚えていません。
ただ、当時の僕が買えたんだから、相当安かったと思います。結構、悩んだ記憶はありますが、、、
しかも、このエレガット、面白い事にソリッドボディなんです。

空洞は一切ありません。
エレキギターのクラシックギターみたいな感じです。
無知だった僕は、これを弾き語りに使った訳なんですが、、、ステージで歌いながら、「うわぁ〜失敗した〜」と本番で気づくと言う、なんとも情けないエピソードがあります。
それから、もう二度と使わないだろうな〜
いつか売ってしまおう〜と考えてケースにしまい、その存在すら忘れて行くのでした。
Epiphone とは?
ギターをやっている人ならエピフォンの名前を一度は聞いたことがあると思います。
イメージとしてはギブソンの廉価版がエピフォンと言うことです。
僕もそのくらいは、何となく知っていました。
検索して調べてみると、Wikipediaには
電気ギターにおけるトーンコントロールの初採用、初のダブルネック弦楽器やトラスロッド、トーン・エクスプレッサー(ワウペダル)、電子チューナー、ボリューム・ペダルなど多くの革新的な機能や機器を開発した。1941にはレス・ポールがエピフォンの工場でソリッドギターの試作品の開発を開始。彼が製作したソリッドギターとして有名な「ログ」は、彼がエピフォンギターのパーツを多用し完成させた物である。
1957年ギブソン社に買収された。
となっています。
かなり簡潔にまとめられていますが、実際には1873年から、あらゆるポピュラーミュージックに対する楽器を製造し、2013年で140周年を迎えたアメリカでは最も歴史がある楽器メーカーのひとつです。
ギブソンとライバル関係にあり、競い合っていた事もあるようです。
とにかく歴史が長く、とてもじゃないけどここでは紹介しきれない凄いメーカーだと言うことがわかりました。
興味のある方は、調べてみてください。
Epiphone SST classicは今のところ入手困難
結局、そのギターの存在すら忘れてしまった為、今の今まで弦も変えずにケースの中で眠っていました。
お陰で傷もなく新品のコンディションなんですが、その存在を思い出すきっかけはやはり演奏動画を撮り出したからなんです。
久々にケースから出して、ああこんなギターも持ってたな〜と
今なら完全に使い道があります!
売ってしまわなくて良かった〜
そうなると色々調べてみるわけなんですが、今はもう売っていないようです。
いつ廃盤になったのかまではわかりませんが、中古市場でも全く見かけません!
過去の出品履歴もあまり出てこないし、出たとしてもすぐに売れてしまうようです。
Epiphone SST classicの仕様
ボディ:スプルーストップ/マホガニーバック
ネック:マホガニー/Slim Taper 25 1/2”インチスケール/セットネック
指板:ローズウッド/18F/ナット幅1.75インチ
ブリッジ:ローズウッド
ピックアップ:NanoFlex(ピエゾ素子タイプ)
プリアンプ:Shadow(シャドウ)製 SST Classic
コントロール:Active – Volume / Treble / Bass / Amp-Headphone selector
ペグ:クラシックタイプ
カラー:Antique Natural
このSST classicは、ギブソンの「Chet Atkins CE」と言うエレガットのエピフォン版らしいです。
ナット幅が1.75インチと2.0インチとあり2.0インチの方がよりクラシックギターに近い感じです。
僕の好みとしては、1.75より2.0の方が良かったのですが、買った当時は知らなかったし選択肢もなかったので、ナット幅の違うモノがある事自体最近まで知りませんでした。
Epiphone SST classic 1.75の紹介
では、ここから僕の所有している SST classicを紹介していこうと思います。
Epiphone ヘッドロゴ

ヘッドロゴは、こんな感じです。
ヘッドやペグの精度はそれなりです。
コントローラー

ヘッドホンとアンプの切り替えスイッチが付いていてヘッドホンで練習することもできます。
コントローラー自体は加水分解でベトベトです。
後、内側のスポンジのようなモノが膨らんだせいで亀裂が数箇所入っています。
電池を変える時にも、バネの力で電池が外に向かって力が掛かっている状態なので、蓋を開ける際にコントローラー本体に負荷がかかり亀裂が入ります。今は、亀裂が入った状態で落ち着いています。
音にも一切影響がなさそうなので、慎重に扱っていけば問題なさそうです。
コレって交換とかできるのかな?その辺りが分からないですね。
インドネシア製

インドネシア製ってピンとこないんですけど、コントローラーのネジを外して中を見た際に木工は、かなり酷い有様でした。
まあ見えない部分はそんなもんかな安物だし
セットネック

技術的にセットネックってどうやってるのかも知らないし、コントローラーの内側の様に見えない部分でどうなってるのかもわからないので、何とも言えませんが、外から見た感じでは特に悪いとは感じません。
ネックも動いている様子がないので特に問題ないと思います。
サウンドホール

箱物じゃないからサウンドホールではないのですが、サウンドホールに当たる所にプラスチックのお皿のようなモノがはめ込まれています。
ここにもロゴがあって良いですね。
ちなみに、このサウンドホールの位置にトラスロッドがあります。
今のところ一度も触っていません。
終わりに
このギターを買った当時は、買い物に失敗したと思っていたのですが、音楽のスタイルも変わり、今ではソリッドボディのエレガットも珍しいので、買って良かったなと今更思います。
せっかく、このギターがあるので、何か演奏動画を撮ろうとは思っています。
YAMAHAのエレガットとは違った個性を持っているので、動画の幅も広がります。
上手く使っていけたらと思います。
色々な企画を考えているので一度には出来ませんが、時間を作って徐々に徐々に実行して行きたいと思います。
長々読んでいただきありがとうございました。