Fコードの壁

なぜFと言う壁にぶつかるのか?

浜松市のギター教室、ハミングギター船越教室です。
僕がギターを始めた頃も、今も、初心者が必ずぶつかる壁が、Fと言うコードだとよく聞きます!
ここで多くの人が挫折するのだと、、、では、なぜFが難しいのか?
そもそも、なぜFなのか?そんなにFって恐ろしいのか?
僕からしたら、たかがF如きでギターを辞めてしまうのはもったいない!
そう思う訳です!Fで悩んでる人のお役に立てればと思います。

そもそも、なぜFなのか?

まずは、Fコードの押さえ方ですが

Fコードの押さえ方
Fコードの押さえ方

こんな感じです。
初心者がまず難しそうに感じる押さえ方セーハです。
セーハとは人差し指で全部の弦を押さえている、こう言う押さえ方をセーハとかバレーと言います。

このセーハを使ったコードって凄く沢山あります。
クラシックギターの独奏の楽譜にも「C.7」みたいな書き方で、ここからここまでは7フレットをセーハして弾きなさい!
と指示があります。
コード弾きでもソロを弾くにしてもセーハは切っても切れない押さえ方なのです。

ギターを弾くにあたり、それだけセーハが出てくるのに、なぜ皆んな口を揃えてFと言うのか?
Bmで挫折したんだよね〜とか、私はGmで挫折しました〜とか、僕はB♭で挫折した〜とか、僕の知る限りでは聞いたことありません。

そもそもなぜFなのか?その答えは簡単です。
それは、初心者はCから始まる曲を最初にやる確率が高いからです。
Cから始まる曲のコード進行は押さえやすいコードが多いので、初心者はCから始まる曲を選曲する事が多いように感じます。
それと、僕を含めてギター経験者がギター初心者に、まずCから始まる曲を勧める事も多いように感じます。
クラシックギターの教科書の入門編に和音の練習がありますが、やはりキーはCです。

では、Cから始まる曲のよくあるコードパターンを紹介します。

パターン1. C→G→Am→Em→F→C→F→G〜〜〜〜C

パターン2. C→Dm7→Em→Am→F→C→F→G〜〜〜C

パターン3. C→G→F→G→C→G→F→C

お気づきになりましたか?
Cから始まる曲にはFが含まれている事が多いのです。
初心者がFと出会う瞬間です。
そして他のコードもやっとで押さえていたのに、いきなりセーハコードを見た瞬間に凍りつきます。
試しに押さえてみても、音は鳴らないし、手の形をキープできないし、パッと押さえられないから演奏はストップしてしまうしで、Fの壁はそれはそれは高く感じてしまうのです。

Fの壁を乗り越えるために

クラシックギターの譜面上の流れや、コードの押さえ方全体で考えてみるとFの押さえ方は非常に簡単な部類に入ります。
しかし、初心者からすると、かなり難しく感じるのも事実です。
でも、せっかくギターを始めたのにF如きで辞めてもらいたくありません。
少し大変かも知れませんが、乗り越えてみたら大したことないので、頑張ってみませんか?
僕なりにFに対する考え方を書いてみたいと思います。

Fが難しいと言う洗脳を断ち切れ!

世の中にはギター挫折経験者が非常に多くいます。
もう弾いてないんだよねーって言う人は置いといて、ギター挫折経験者です。
やはり挫折経験者は口を揃えてFで挫折したと言います。
「最近ギター始めたんだよね〜」とか「ギターやってみようかな〜」なんて話してるとFの壁がいかに高いかを熱弁してくる事でしょう。
そこで、まだ出会ってもないFは恐ろしい魔物だと洗脳されてしまいます。
そしてFと出会った瞬間、逃げ腰になってしまい、大して頑張らずに無理だと諦めてしまう事も多いのです。
あまり、挫折した人の経験談は参考にしないで下さい。

他人と自分を比較するな!

友達がギターを始めたのをキッカケにギターを始める人も多いと思います。
後は、ギターを始めたらギターを始めた人と出会うとか、とにかくギター仲間は割と簡単にできます。
そして、情報交換しあったり、一緒に弾いたりと結構楽しいです。
しかし、自分は全然上達しないのに、他の人はメキメキ上達したり、Fと出会っても友達は簡単にその壁をクリアできたのに、自分は全然できない。
そんな事もあると思います。

学校で運動が得意なヤツがいたり、勉強が得意なヤツがいたり、何をやっても平均的なヤツもいれば、落ちこぼれ(僕は完全に落ちこぼれでした。)のヤツもいます。

それと同じでギターに向いてる人もいれば、なかなか上達できずに苦しむ人もいます!
絶対に人によってが出ます!
だからこそ他人との比較は無意味だし、自分を追い詰めてしまうだけなのです。
自分には自分のペースがあります。
人と比較すると苦しくなるだけです。

それよりギター弾けるようになりたい!と思い、ゆっくりでも一歩一歩地道に歩んで行きましょう。

Fなんて押さえられる訳ない!

そもそもFなんて押さえられる訳ありません!諦めてください!

おいおい!最初と言ってる事違うじゃねーか!
と思うかもしれませんが、言い方を変えると、Fなんか押さえられなくて当たり前ですから、気にしないでください!と言いたいのです。
まあFが押さえられなくても挫折するほどの事じゃありません。気にしない!気にしない!

では、なぜ押さえられないのか?
まずは、ギターを弾くのに必要な筋力がないからです。
ここもかなり個人差が出るのですが、セーハコード以外のコードも押さえるの大変なヤツありませんでしたか?
例えばGとか、最初はCも大変だったと言う人もいると思います。
上手く指が開かなかったり、押さえたはいいけど音が鳴らなかったり、コードの形を維持できなかったり、これは全て筋力が関係してます。
ギターを弾くための筋力は、日常生活ではあまり使わないので、大変なのは当たり前です!
セーハ以外のコードでも大変なのに、セーハはもっと大変なんです。
挫折した人は筋力が出来上がる前に諦めてしまっているのです。

最初から音が出る人もいますが、これは才能があるとか無いとかではなく、筋力があるか無いかの話になります。

Fの押さえ方、右手で補助
右手で補助

右手で補助してあげてもいいので、頑張って押さえてみてください!音も鳴らなくても別に気にしなくていいと思います。筋力がつけば音も鳴ります。

力を抜け!リラックスしろ!と言う言葉に耳を傾けるな!

初心者をもっとも混乱させる言葉、力を抜け!リラックスしろ!はどんな立場の人に言われても絶対に無視してください。
先程も説明したように筋力不足で、押さえられない、維持できない、音が鳴らない、のですが、ここで一生懸命やっていると、もっと力を抜いて!とか、もっとリラックスして押さえるんだよ!とアドバイスして来る人がいます。
このアドバイスをして来るのは、そこそこギターが弾ける人だったり、指導者に多いのですが、これは無視しましょう。

例えばボールを全力で投げて100m飛ぶ人と40m飛ぶ人がいたとします。
この2人に、ボールを50m飛ばしてくださいと言って投げてもらいます。
2人とも50m飛ばすことが出来たとします。
100m飛ぶ人の感覚では、そこそこの力加減で50m飛ばせます。
40m飛ぶ人の感覚では全身全霊の力を込めて、とにかく全力で投げてやっと届いた感じでしょう。
この40m飛ぶ人に力を抜いて投げろ!リラックスして投げろ!とアドバイスするのは適切でしょうか?

変な例えですが、既に筋力があって力加減がわかっている人の感覚ではリラックスしてちょうどいいのかもしれませんが、まだまだ力が足りて無い人に、力を抜け!リラックスしろ!のアドバイスはちょっと無理があります。
手は疲れるぐらい力が入るし、ガチガチになります。
その内、余裕になりますから、それまでは頑張ってやりましょう!

ちょっとズルしましょう!

僕は、実はFと言う壁にぶつかった経験がありません!
これは最初から出来ました!
と言っているのではなく、ただの勘違いなんですが、、、

F/A
F/A

未だにFコードはこのように押さえています。
どうなっているのかと言うと、人差し指で1〜2弦の1フレットをセーハ。
中指で3弦の2フレット。
薬指で4弦の3フレットを押さえているだけです。
初心者の頃、教則本にこの押さえ方がFと書いてあったので、これがFだと勘違いして弾いてきてしまったのです。
この押さえ方だとF/Aと言うコードになります。
6弦を弾かずに5弦の開放弦がルートになるわけですが、僕は、コレを5〜6弦を弾かずに4弦から弾いていました。
そして、今でもこの弾き方をしているのでFをセーハで押さえる事はあまりありません。
なので僕が最初に出会ったセーハコードは、Gのキーの曲をやりだしてBmが出てきた時でした。
しかし、その時にはコードチェンジもそこそこ慣れてきている時だったのでBmがそれほど難しく感じませんでした。
しかも、このFの押さえ方で1弦は鳴っていませんでしたからね笑。
鳴っていないのは自覚していましたが、全然気にしてませんでした。
今はちゃんと鳴りますよ。
キッチリ押さえなきゃいけない!全部音は鳴らなきゃいけない!と考えずに、ちょっとズルするぐらいの感覚でギターと向き合ってもいいと思います!

終わりに

如何でしたでしょうか?本当は、もっともっと書きたい事は沢山あったのですが、ちょっと長くなりすぎました。
あまりFのハードルを上げすぎないでください。
押さえられなくて当然、鳴らなくて当然、維持できなくて当然なのです。
ですが、ずっとじゃありません!
できるようになります!
でも結果を急ぎすぎないように!
少しズルして、少しいい加減な気持ちで取り組んでください。
F如きでギターを諦めないでください。

ギターのはなしカテゴリの最新記事

電話をかける