K.Yairi Shizuku 純日本製トラベルギター
浜松市のギター教室、ハミングギター船越教室です。
流行病をきっかけに世の中の仕組みが変わりつつありますね。
相変わらず、オーディオインターフェースの類は入手困難のままです。
とにかく、世の中の経済が心配です。
僕は、ネットで給付金の申請をしたので、既に振り込まれている状況でした。
使い道は色々悩みました。
支払いなんかにも使いたかったのですが、やはり買い物して、世の中の経済に貢献するのが重要だと考え、何か買うことにしました。
この際だから、普段なら買わないけどあったらいいな!と思う物を買おうと思い、トラベルギターなんかどうだろう?と色々調べることにしました。
そこで、見つけたのがK.YairiのShizukuでした。
純日本製で手作りと言うことで、興味を惹かれました。
K.Yairiとは?
今までK.ヤイリと言うメーカーの存在は知っていましたが、ギターを選ぶ時の候補には入っていませんでした。
どんな会社なのか全く知らなかったのもあるし、YA●AHAのようにどうせ海外で大量に作っているのだろうと勝手に決め付けていました。
しかし、これを機会に少し調べてみたら、そうではないことがわかりました。
株式会社ヤイリギター
岐阜県可児市にあるアコースティックギター製造会社
創業は1935年
1965年に株式会社ヤイリギターを設立し、K.Yairiが誕生日する。
30人ほどのクラフトマンによる多種少量の手工生産スタイルを1970年代から守り続けている。
1日に生産できるのは20本程度。
「高品質より我ら生きる道なし」という社訓を掲げ、その通り高品質なギターを生産しています。
木材を吟味することから始まるギター製造は、あくまでも「手作り」と「メイドイン・ジャパン」にこだわっています。
かなり簡単に書きましたが、品質にこだわり、質の高い楽器を作り続けている物凄い会社だと言うことがわかりました。
実際に届いたギターを見てそれを疑う余地はありませんでした。
K.Yairi Shizuku AN
これが今回、購入したShizuku ANです。
パーラーギターみたいな感じですね。
シンプルなデザインで余分な装飾もありませんが、本当に作りが良く、大きさの割によく鳴る楽器だと感じました。
バック
トップ材は松の単板
サイドはローズウッド合板
バックは写真のとおり3ピースでローズウッドの単板です。
ペグ
ネックはマホガニー
指板はローズウッド
ペグはゴトー製です。
0フレット
シンプルなヘッドデザインに0フレットもありますね。
焼印
ボディの焼印はありますが、それ以外の装飾やロゴのような物はありません。
ラベル
ラベルに年代とシリアルナンバーと品番が印字されています。Shizuku ANのANはカラーです。
AN以外にはSTがあるみたいですが、どう言う解釈なのかは不明です。
ギグバッグ
しっかりとしたギグバッグ付属です。
肉厚で衝撃からギターを守ってくれそうなしっかりとした作りです。
永久保証
全てを無償で保証してくれる訳ではありませんが、破損したりしても、格安で修理をしてくれるそうです。
アフターケアも充実しているので、安心して使うことができると思います。
K.Yairi Shizuku は生産完了
今回、Shizukuを買うにあたり色々なショッピングサイトを見ました。
納期が未定だったり、取り寄せとなっている所が多い中、Amazonでの注文が可能だったので、Amazonで注文しました。
しかし、次の日、キャンセルの連絡が入ったのです。
メーカーにも在庫なしとのことで、キャンセルになりました。
すぐに調べ直しYahooショッピングで納期3〜4日と言う所を見つけたのでそこで再度注文。
1人カートに入れている人がいましたが、僕が注文を確定したら、在庫なしに変わりました。
その後は、無事に発送されるのか?ドキドキしながら待ちました。
3日後ぐらいに発送連絡が来た時はホッとしました。
注文確定後も他のショッピングサイトを調べましたが、どこも在庫なし
そこで、K.ヤイリのホームページにて生産完了品のリストを見てみたら、Shizukuの名前がありました。
既に廃盤になっていたのです。
僕の所に届いたShizukuは2020年製なので今年で生産が終了したようです。
何月まで作っていたのかはわからないですが、届いたShizukuがとても素晴らしい作りだったので、少し残念にも思いました。
滑り込みでしたがShizukuを買えて良かったです。
とても気に入りました。大切に使っていこうと思います。
終わりに
今回、初めてK.ヤイリのギターを手にしました。
本当に素晴らしい作りで、一本一本手作りで高品質に拘っている事を知りました。
給付金で日本の経済の為に何に使おうか悩みましたが、純日本製のギターを買うことができて良かったと思います。
それとこれをきっかけにK.ヤイリを知ることができて良かったです。
また1つ素晴らしい日本のギターメーカーを知ることができました。